リフォームをするまでの流れ
・家全体のリフォーム(間取りなどの変更による増改築やバリアフリーなど)
・機能性リフォーム(キッチン、浴室、トイレなど各所の住宅設備機器の変更)
・地震対策リフォーム(耐震補強工事「補助金制度があり」)
などさまざまなケースがあります。それぞれリフォームの内容によって、進め方は多少異なる場合がありますが、それらを含めて一般的なリフォームの流れをご紹介いたします。
1リフォーム計画→2会社選び→3相談→4現地調査→5プランニング・概算見積もり→6最終見積もり→7契約→8近隣挨拶→9着工→10引渡し→11アフターサービス
大まかな流れは以上のような手順で行います。では項目ごとにご説明いたしましょう。
家族全員で、要望・希望を具体的に出し合い、リフォームの目的や資金計画を書き出しておきましょう。その際、限りある予算の中で満足のゆくリフォームを実現させるため、優先順位をつけておくことが大切です。
●競合会社は2~3社が理想
家族みんなで話し合ったリフォーム計画。その目的がはっきりしたところで、インターネットや雑誌などでリフォーム会社の情報収集を開始。その際1社だけではなく、複数の会社をリストアップしましょう。そこから最終的に数社に絞り込みますが、一般的には2~3社がおすすめです。それ以上になると、逆に絞り込む時に大変になりますのでご注意を。
●会社選びは自分の目・口・耳・足で確認
そして絞り込んだ会社を直接訪問するなど、自分たちの目と口と耳と足を使って、信頼できる会社選びを。なお会社を訪ねる時は、突然訪問するのではなく、事前に電話をしてアポイントをとることもお忘れなく。そのときの会社の対応も会社選びの重要なチェックポイントにもなりますからね。
*信頼できる会社選びは「リフォーム会社の選び方」をご参照ください。
●3点セットを持参する
さていよいよ絞り込んだ会社へのアプローチです。事前に準備をしたリフォームの目的や資金計画、そしてできれば建物の図面があると、会社側でもリフォーム対策の提案がしやすくなるので、「要望書」「資金計画書」「建物の図面」この3点をご持参のうえ訪問することをおすすめします。
●プロとしての手腕を見る
相談するときは、素人だからと臆することなく、要望や希望はすべて伝えてください。そこで依頼主側の話をしっかり理解した上で、ご自分では気がつかなかった点の指摘やおぼろげなイメージを明確にしてくれるかなど、プロならではのプラスアルファーのアドバイスや一歩リードした提案がなされるかどうかも要チェック。
なおここで、各会社には「相見積もり」を取る旨を伝えること。業者間での切磋琢磨が期待できます。
各会社への相談がすんだところで、ご自分と会社の都合のよい日を見計らって、現地調査を行ってもらいます。そこから会社側からのプランニングが始まります。
●納得のゆくまで話をする
リフォームは人生の中で何度も経験することではありません。それだけに、依頼主の要望をどこまで可能にしてくれるのか。会社の腕のみせどころでもあります。現地調査と依頼主の要望を元にプランを提案してくれます。出来上がったプランに対して、思い通りのものであるかどうかをチェック。どんな小さなことでも、納得のいくまで担当者と話し合いましょう。
●概算見積もり
この時点では完璧な見積もりは難しいのですが、提示した予算の中で、どれくらいの要望を取り入れられるのか、各社には概算見積もりを出してもらいましょう。その際、単に金額の比較だけでなく、提案内容、サービス、担当者との相性などをチェック材料にするといいですね。まずは、よりよい空間を手に入れるための“概算相見積もり”なのですから。
●完成後の生活をシュミレーション
各社の概算見積もりとプラン内容を比較検討しながら、完成後の生活をシュミレーションしていきます。その際、概算見積もりとプラン内容の話を深めてゆくことで、担当者との相性や依頼主のリフォームへの思惑が、そこに、どの程度反映されているのかが見えてきます。このへんで契約する会社が絞り込まれてくるでしょう。
●プランを煮詰める
依頼する会社が決まり、プランもほぼ決定すると、実際のリフォームのための詳細な打ち合わせが始まります。予算内でリフォームができるように「絶対に譲れないこと」「削れるところ」「次回のリフォームにまわすところ」などリフォームの重要なポイントについても再度担当者と綿密に詰めていきましょう。
●実際のリフォームの設計図を作成
プランが完全に固まったら、次はいよいよ本格的な設計図の作成。それに基づいて会社側から最終見積もりが出てきます。このとき「○○一式」と記されていたら、それぞれ場所ごとの細かい金額を明記してもらうようにしてください。
●見積書と設計図を確認
また見積書と設計図を見比べて工事範囲や内容が一致しているかを確認することも大切です。工事内容と金額に疑問点があれば、納得するまで説明をしてもらいましょう。
●契約時の必要書類
いよいよ、本契約です。夢が実現する第一歩。その前に、もう一度リフォームの内容について担当者とチェック。間違いがなければ、次に必要書類の確認です。契約を取り交わすときに必要な書類は
・見積書・見積明細書
・契約書(請負契約書)
・契約約款(契約に伴う取り決め事項)
・設計図書(設計図面、平面図、工程表、仕様書、配線図、仕上げ表など)
です。これらが揃っているかどうかの確認をして、すべてコピーを受け取ってください。その際必ず内容を熟読し、契約内容に疑問点があれば、どんな小さなことでも質問する。これが契約する前の鉄則です。それに対する説明に納得するまでは署名や捺印は禁物。必ずすべて納得をしてから契約を交わしましょう。
●追加工事変更合意書
また追加工事が発生するときは、「追加工事変更合意書」が発行されるのが一般的です。のちのちのトラブルを回避するためにも、決して口約束ですまさないようにしてください。万が一発行されないという事態に陥らないためにも、事前にリフォーム会社に確認をして、追加工事があった場合は「追加工事変更合意書」を出してくれるように請求しておくと安心ですね。
●担当者と一緒に挨拶に回る
工事期間中は、どんなに気を配っても、ご近所への騒音やほこりなどご迷惑をかけることにもなります。気持ちよく工事を進めるためには、近隣へのご挨拶は必須。近隣の方への工事挨拶は、工事着工前に担当者と一緒にすませておきましょう。
ただしキッチンや洗面台など一部の住宅設備機器のリフォームの場合はその限りではありません。迷ったらまずは担当者に相談してください。
●マンションなど集合住宅の場合
またマンションの場合は、工事着工までに管理組合に書類を提出し承認を受ける必要があります。書類作成に関して、不明な点があれば必ず担当者に相談してください。
ここまできました。思い描いていたリフォームの夢がどんどん出来上がっていく楽しい過程ですね。しかしすべて整って納得しても、いざ工事が始まってから気がつくことや変更の希望などがでてくるかもしれません。その都度会社の担当者に伝え、そこから職人さんに指示を出してもらいましょう。
直接職人さんに口頭で伝えると、担当者の知らないところでのこと。トラブルが発生したときの、責任の所在が曖昧になってしまいますので、ご注意ください。
さあ、完成です。いよいよ引き渡しになるのですが、その前に担当者と一緒に、ご自身の目で契約通りに工事が完了したかの確認を必ずしてください。気になるところがあれば、担当者に伝え、即対応してもらいましょう。
工事内容に納得した時点で「完了確認書」が渡されますので、それに捺印した後、引渡しとなります。
実際に生活をしてから気がつくことは多々あることです。定期点検や保障期間、保証内容、保証対象、そして引き渡しのあとで問題が起きた場合の連絡先などアフターサービスについてもきちんと担当者に確認しておく必要があります。
またキッチンや洗面台など住宅設備機器についても、保証書に記されている保証期間を確認し、のちのち故障や問題など起きた時の連絡先も必ず聞いておくことを忘れずに。依頼する会社とはリフォーム完成後からも、長いお付き合いになります。なんでも遠慮なく相談できる信頼関係を築いておくことが大切です。
エクステリア・庭づくりの会社の選び方
とはいえ、まったく知らないところに依頼するのは心配ですよね。とんでもない会社に頼んだがために、希望していたものとはほど遠い違うお庭ができてしまったり、追加工事を強いられて余分な経費がかかってしまったり・・・ということがあります。残念ながら、どの業界にも“悪徳業者”というのはいるものです。
そこでエクステリアとお庭づくりをする際の失敗しない会社選びのポイントをあげてみました。これを参考にして、納得する会社にめぐり会いますように。そして望み通りのステキなエクステリアとガーデンづくりを楽しんでいただけたら幸いです。
●住まいの新築またはリフォームと同時に考える場合
エクステリアやお庭はとくに人目に触れる場所です。建物はもちろんですが、やはり周りの景観との調和を考えながら上手に個性を表現したいもの。そのためには、住まいづくりと同時にエクステリアやお庭のプランをする必要があります。
そのとき、建物を手がけた工務店などが専門業者を紹介してくれるケースが多いのですが、こだわりあるエクステリアやお庭づくりを目指している方は、ご自身で納得のゆく会社選びをされることをおすすめします。
●エクステリアと庭のみをリフォームをする場合
老朽化したブロックや門扉を直したい。あるいはお庭のイメージを変えたいなど目的に応じて会社選びをしましょう。そのためには、「なぜ、どのように直したいのか」と言った目的意識を明確に持つことが大切になってきます。
●エクステリアや庭づくり業者の得手・不得手を見抜くこと
エクステリアやお庭づくりの会社には
・造園会社
・植木屋
・ガーデニング専門会社
・外構会社
・リフォーム会社
など、いろいろな業種の会社があります。その他にもホームセンターやハウスメーカーなども参入し、どこに頼むのがもっとも安心なのか、大変迷うところですね。
一番のポイントは、たとえ信頼のおける会社とはいえ、ご自身の目的に添わない会社を選ばないということです。というのは、その会社のもともとの職種によって、それぞれ不得手があり、得意分野が違ってくるからです。
当然、会社では、得意とする分野で話を進めていこうとします。となると、希望を伝えきれずに、お願いするところを間違えてしまうと、想像とは違ったものに仕上がってしまう可能性も出てくるわけです。お任せする時は十分に得意と不得意を調べることが肝心です。
また不得手な分野の依頼に関しては、下請けや他の業者に丸投げをするという会社もあります。この場合、当初の見積もりよりも余分な費用が発生する恐れもありますので、ご注意ください。
依頼したい会社をチョイスしたならば、その会社が不得意な部分をたとえ下請けや他の業者で補ってもらうとしても、お客さまが直接頼んだ会社が、最後まで責任をもって工事を行うかどうかも重要なポイント。その点もしっかり確認する必要があります。
ご自分の計画をしっかりお持ちになられて、我が家にぴったりの会社を選びたいものです。
以下に主な会社の特徴を簡単にまとめました。ご参考にしてください。
【会社ごとの得意と不得意】
造園会社
洋風和風のお庭づくりを手がけるところも多く、植栽だけではなく、コンクリート工事、下水道、電気工事など総合的に行うところが増えてきています。またお庭づくりに関するノウハウをしっかり持っている会社が多いので、デザインや設計そして施工まで一貫して行う会社がほとんどで、レベルの高い業者が多いようです。
ただし専門が限られている会社もありますから、得意分野、施工実績をきちんと確認する必要があります。
植木屋
植木を扱う業者で、「○○造園」という社名にしている場合も多く、造園会社との明確な区分は難しいのが現状。植木植栽やお庭の手入れや、竹垣や石組みなど和風庭園を得意としています。
ただしブロック工事や下水道、電気工事等は他業者に投げることが多いので、最終的な管理をしてくれるのかどうかは、しっかり確認すること。
またとくに専任のデザイナーがいないケースが多く、ほとんど職人自身が自分ができる範囲の仕事で仕上げるため、出来具合は手がけた職人しだいになることは否めません。
ガーデニング専門会社
ガーデニングに関する商品の販売から工事までのデザインを専門とする会社で、お庭づくりにおいては、要望に応じていろいろな提案をしてくれます。ただし施工は提携している協力会社が行うことが多いようです。
外構専門会社
いわゆるエクステリアが専門の会社です。門扉やフェンス、駐車場や、カーポート、ウッドデッキなどの依頼には適しています。ただし植栽などお庭づくりをする場合は、造園会社や植木屋の助っ人として入るかあるいは丸投げすることもあります。
リフォーム会社
家の増改築などのリフォームに合わせてお庭まわりの仕事も請け負っている会社です。が、実際に庭づくりを自社できるところは少ないのですが、エクステリア関連のデザイン、設計には向いています。
【目的別の会社選び】
*庭づくりに適している会社*
純和風を洋風のお庭に変えるなど、デザイン性を重視したお庭づくりをしたいときには、感性豊かなデザインと樹木やお花などの豊富な専門知識を持ち、立地条件や建物とのバランスを考えてよくアドバイスしてくれる造園会社やガーデニング専門会社が適しています。
ただし木を植えるだけの場合は植木屋さんにお願いしてもよいでしょう。その場合は、木の種類や大きさなど、具体的に要望を出すことをお忘れなく。お任せ状態にすると、手がけてくださる職人さんの好みで植えてしまうことになり、まったく意にそぐわないものになってしまう可能性もありますのでご注意ください。
またできれば、樹木のお医者さんこと「樹木医」のいる会社なら、なお安心です。せっかく植えた木が病気になったときや育て方、手入れの仕方など木々についてのいろいろなアドバイスをいただけるはずですからね。
*エクステリアに適している会社*
家のまわりや駐車場、カーポートだけつくりたいという場合には、外構専門会社やリフォーム会社が適しています。ただしお庭づくりに関しての知識はほとんど期待できませんので、これは別に植木屋さんなどに頼むことになります。1社だけで済ませたい場合には造園会社がよいでしょう。
以上述べてきたことは一般的な会社選びの目安とお考えいただき、実際にお願いするときは、ご自分の目的や要望を明確にし、そのうえで会社の実績などを調べてから依頼するようにしてください。信頼のできる会社は、業種を問わず常に前向きに知識や技術、情報などを取り入れながら、よりよいサービスを提供しているはずです。
【依頼するときの注意点】
1.現地に足を運んでもらう
基本的にはどの会社に対しても、きちんと電話でアポイントを取り、自宅または予定している土地に会社担当者に足を運んでもらい現地を見てもらいましょう。その際自分の要望をできるだけ具体的に伝えること。そのときに担当者から納得のゆく適切なアドバイスが受けられるかどうか要チェック。
2.相見積もりで二社以上を比較検討する
お庭づくりにかかる費用というのは、案外不透明なものです。しかしある程度の相場は知っておきたいですよね。ということで、それを知るために、最初からひとつの会社に決めるのではなく、2~3社から相見積もりをとってみましょう。
それでだいたいの目安がわかると思います。その場合、気をつけたいのが、安ければよいというわけではありません。あくまでもかかる費用が記載されている見積書を細かくチェックすることが大切。わかりにくいところで高額の値引きしているところは要注意です。
[見積書のチェックポイント]
・金額や数量など数字として不透明な部分はないかをチェックしましょう。
・「○○一式」などという表現があったら、その内訳をきちんと明記してもらいましょう。
・見積製品の商品名や品番などしっかり明記されているかをチェックしましょう。
・工事範囲と工事内容が明確に記されているかを確認しましょう。
・図面と見積もりに間違いがないかをチェックしましょう。
・図面に書かれているものが見積書のどの部分に当たるのかを確認しましょう。
・見積書で不明な点は納得がいくように必ず質問しましょう。
3.会社や担当者のチェックポイント
・約束の日時をきちんと守れること。
・希望や要望をしっかり聞いて適切なアドバイスをくれること。
・不明な点に対しての質問に納得のゆくように答えてくれること。
・安さばかりを強調しないこと。
・基本的には一貫工事をすることが理想。下請けに出す場合でも管理をきちんと行っていること。
4.予算を明確に伝える
余分な出費を防ぐためにも、予算を業者にはっきり伝えましょう。そのうえで予算内でできることと、できないことのアドバイスをきちんとしてくれるかどうかも会社を選ぶ際の重要課題です。
5.欲しいものがあれば具体的に提示する
今やインターネットでなんでも調べられる時代。それを使わない手はありません。たとえばエクステリア関係のウッドデッキやカーポートなどお気に入りのものが見つかったら、業者にそれを提示しましょう。万が一予算オーバーということであれば、ご自分が納得いくためにも、できるだけそれに近いものを具体的にお願いするよう要望を出したとき、快く承諾してくれるかどうかもチェックしましょう。
以上の点が信頼できる会社選びのポイントです。それぞれどの会社にも長所短所はあるもの。しかし共通して言えることは、依頼主の要望をきちんと聞き入れ、それを元にしながらできないことに関しては安易に「できます」とは言わず、それに対しての納得のゆくアドバイスをきちんとしてくれること。そして最後までしっかり施工管理ができ、アフターサービスも万全な会社であること。それがもっとも重要なポイントになります。
●契約書を作らない会社!
契約は当事者双方の意志の合意があれば、たとえ口約束であっても成立します。たとえばお店で「○○ください」と言ったとき、お店側が「はい。わかりました」と答えたら、その瞬間には売買契約が成立したというわけです。
しかし口頭での契約の場合、「内容が明確ではない」こと。そして「証拠が残らないこと」という致命的な欠点があります。そのために、のちのち「言った」「言わない」になることもあるので、たとえ友人からの紹介や知り合いの会社であっても、契約書は必ず作成してください。逆に契約書の作成を渋るような会社はあやしいと思っていいでしょう。その場でお断りしてください。
また一般的に取り交わす契約書には
・契約当事者が誰であるか
・契約内容(支払い条件やかかる費用など)
・作成した契約書の通数、所持者
・契約締結日
などが記載されています。もちろん会社や依頼内容によっても記載内容は異なりますが、いずれにせよ契約事項に間違いがないかのチェックは必須です。
契約事項の内容に不明な点があれば、必ずその場で質問をし、それに対して会社側が曖昧なお返事や態度をとった場合は、やはりお断りしたほうが賢明です。
また納得のゆく契約書と判断した場合の署名や記名・押印などはトラブルを防ぐためにも、基本的には契約当事者双方がお互いの面前で行うようにしましょう。
●突然訪問の会社
いわゆる飛び込みセールスで、点検商法とか見積工事商法と呼ばれるものです。とくにリフォーム業界に多いのですが、エクステリアやお庭関係でも「塀が古くなっているので、災害の時には倒れてきます。すぐに工事が必要ですよ」とか「育ちすぎた木が倒れて家が壊れてしまう恐れがあります。すぐに対処しましょう」など、恐怖心をあおるようなことを言ってきます。
しかしそのときは冷静に判断をし、その業者には決して依頼しないようにしてください。もしもそういった心配があるようなら、信頼のある会社にお願いしましょう。
●「安くやります」という会社
すでにお庭やエクステリアのリフォームの話を進めていたときに、飛び込みできた会社の営業マンにそのお話をしたとします。そのとき「その設計と同じものを安くやりますよ」と申し出てくる会社には要注意です。
ともすると、ちょっと得するかも・・・という考えもよぎるかもしれませんが、他の会社の設計図をそのまま使うという行為は、ルール違反に他なりません。そのような会社はモラルが低く、質の悪い材料を使ったり、手抜き工事をする恐れもあります。
もしかしたら見積書などもいい加減で、ちょっとした追加工事が発生したときには、いきなり高い金額の申し出があるかもしれません。後々このようなトラブルを起こさないためにも、決して会社営業マンの巧みな口車には乗らないようにご注意ください。
●設計を押し付けてくる会社
要望にはほとんど耳を傾けずに、自分たちの会社の得意分野を押し付けてくる会社は、敬遠するべきでしょう。ただし会社が打ち出してくれたアイディアに納得がいった場合はその限りではありません。
●電話のみの打ち合わせをする会社
契約をするまでは、足繁く自宅に訪れていた会社担当者。しかしその後対面ではなく電話のみの打ち合わせをするような会社は避けたほうが賢明。電話だけでは、会社とお客さま両者間で意志の疎通が難しくなってきます。
そういう会社は施工の段になってから、法外な費用の支払いを要求してくる場合がありますので、くれぐれもお気をつけてください。基本的には、両者で行き違いがないように、じかに会って図面など資料を目の前にしながら打合せをするというのが原則です。
以上のことが見える会社は避けてください。しかし実際に「悪徳業者」と呼ばれているのはこれだけではありません。直感的に「ちょっと変だ」と思ったら頼むのはやめましょう。もしも頼んでしまったあとで気がついたときには、ずるずる先延ばしにせず素早く断るようにするのが賢明です。時間が経てば経つほど断りにくくなるものですから。
リフォーム会社の選び方
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このように “リフォーム”とひとくちに言っても、その目的や内容はさまざま。たとえば蛇口ひとつを取り替えるのでもリフォームですし、要所要所の修繕や住宅設備機器の取替え、間取り変更、増改築、そして柱一本残し、新築同様につくり変える。これもまたリフォームと言えます。
とくに高齢化時代を迎えた現在では、高齢者向けリフォームや2世帯住宅へのリフォーム、そして耐震対策のリフォームなど、いろいろな形のリフォーム需要が増えてきています。それに伴ってリフォーム工事を請け負う会社もまた軒並み増加してきました。
しかし残念ながらリフォーム会社の中には悪質な会社も増えてきているということも否めません。数あるリフォーム会社の中から、お客さま自身信頼できるリフォーム会社にめぐり合うのはとても難しくなってきているのが現状です。
いずれにしてもリフォームの場合は、その「完成品」を確認することができません。つまり自分の条件にあったリフォームは、リフォーム会社と契約時時点であっても、具体的にイメージするのはなかなか難しいということになります。ですからリフォーム会社を選ぶときにもっとも重要なのが、お客さま個人の要望や条件、そして「どんなことができるのか?」「費用はどれくらいかかるのか?」などの具体的な疑問をしっかり聞き入れ、それに対して誠実に応えてくれる会社であること。それが選ぶ際の基本となります。
では基本を踏まえたうえで、どんな会社が信頼できるのかチェックポイントを以下にあげてみましたので、ぜひご参考になさってください。そしてよりよいリフォーム会社を選び、失敗のない納得のいくリフォームを実現してくださいね。
●自宅から近いこと
数あるリフォーム会社の中から、実際に依頼するリフォーム会社を選ぶのは確かに大変です。でも選ぶ際の条件の一つとしてお考えいただきたいのが、自宅から近いところから探すこと。
なにしろ契約を交わしたその時から、着工までの打ち合わせはそれなりに時間がかかるもの。会社にお客さまが出向くにしても、担当者が自宅に訪れるにしても、至近距離ならお互いの時間調整もとりやすくなります。
また工事が始まってからの現場でのトラブル対応やリフォーム完成後のアフターフォローなど、連絡をしてからすぐに駆けつてくれる距離はなんといっても便利。しかも地域性を熟知した・・・いわゆる地域に根ざしたリフォーム会社(地域密着型)ならご近所からの情報も得ることができるのでより安心です。
●会社をよく知る
地域性を考えてピックアップした会社や営業所の確かな所在地を確認するためにも、ぜひ直接出かけてみてください。じかに見る会社の素顔というのは取り繕うことができませんから、実際に目にしたとき、スタッフの対応や働いている様子など、どんな会社であるのかを肌で感じることができるでしょう。
●質問事項をまとめて行く
そのとき、あらかじめ聞きもれのないように、質問事項をまとめて持っていくとよいですね。その際これまで手がけてきた施工工事の実例を見せてもらい「その物件に案内をしてもらえるのか」は重要項目として必ず聞くようにしましょう。即、快いお返事がもらえたら、まずは安心。良心的な仕事をしている会社なら、手がけた物件には自信をもって積極的に案内してくれるはずです。
●工事中の物件も見せてもらう
できれば、出来上がったお宅のほかにも、工事中の物件も見学させていただけるといいですね。リフォームの場合は、そこに住みながら進める工事も当然あります。期間限定とはいえ、自分たちの生活の場に職人さん・・・いわゆる他人が入ることになるわけですから、物件に案内をしていただいたときに、その出来ばえの良し悪しはもちろんですが、実際に工事を手がけている職人さんの人柄や仕事ぶりもぜひ見ておきたいものです。
ただし見学する場合、当然のことながらオーナーさんの承諾を得なければなりません。あくまでもプライベートな空間ですので、リフォーム会社サイドでは「ぜひ見ていただきたい」という気持ちがあっても、すべての物件を見学できるわけではありません。必ずオーナーさんの承諾の確認を得てからリフォーム会社の担当者とともに見学に行くようにしましょう。
●リフォーム済みの家の人の声を聞く
物件に案内をしていただいたときには、そこのお宅の方にリフォーム後の感想やリフォーム会社のアフターサービスなど気になる点を尋ねてみるのもいいかもしれませんね。生の声ほど確実なものはないですからね。
ただし住み始めてから初めて気がつくことは多々ありますので、会社の担当者の前では、なかなか本音を言いにくいこともあるでしょう。そのときは遠慮せずに、見せていただいたお宅の方と2人でお話をしたい旨を担当者にお話しましょう。すべてにおいてパーフェクトな会社はまずあり得ません。が、自信のある会社なら快く承諾してくれるはずです。
●会社の得意分野を聞く
またリフォームは既存の建物の中での工事がほとんどですから、予期せぬアクシデントに見舞われることもありますので、その都度対応してゆける素早い判断力が必要になってきます。そのためにもリフォーム業としての豊かな経験と、数多くの事例をもつ会社がベスト。訪問時にはその会社の得意分野について聞いておくと、自分が考えているリフォームの内容にあっているかどうかの大きな目安にもなります。
●アフターサービスを確認する
アフターサービスについては、各社独自の規定があるのが一般的です。保障期間やトラブルなどのクレーム対応についてもきちんと確認しておきましょう。
まずはリフォーム会社を訪問する前には、必ず電話でアポイントをとること。会社の印象は電話応対からも垣間見ることができますので、そこでも会社の雰囲気をしっかりチェックをしてください。
●経験豊かな監督がいるか
リフォームをする場合、直接工事を行なうのは職人さんたちですが、全体の工事として捉えると、ひとつの現場です。どんなに腕の立つ職人さんとはいえ、それぞれ自分の都合を優先して仕事をやっていては、チームワークが乱れていろいろな問題がでてくるかもしれません。
そこで工事を進める上でとても重要なポジションとなるのが、工事全体を総括する監督です。ともすればマイペースで仕事をしたいと考える職人にとっては、面倒な指示を受けなければならないかもしれません。しかしひとつの現場をスムーズに進行し完成させるためには、やはり全体のまとめ役でもある現場監督の重要性というのは推して知るべし。すなわち経験豊かな監督のいる会社というのもリフォーム会社を選ぶ際の重要なポイントのひとつになりますね。
●「丸なげ」会社ではないことを確認
リフォーム工事を依頼した会社が、いざふたを開けてみたら契約までの窓口だけ。その後の窓口や実際に工事に関わる職人の手配や工程の管理、施工管理など工事全般を別の会社に任せてしまうケースも多々あります。このことを「丸なげ」と言います。
あくまでも下請けの会社への指示や工事の進行、仕上がりなどの確認は、元請けの会社が責任をもつべきもの。このやり方では、ともすると施工管理や責任の所在などいい加減になる危険性も出てきます。「丸なげ」工事ではないことを、きちんと確認をしましょう。
●アドバイスか? 押し付けか?
さて実際にリフォーム会社へ出向き、いくつかのリフォーム会社に絞り込み、いよいよ理想のわが家への夢を担当者にお話をする。そのときお客さまの要望をきちんと聞き入れてくれているかどうかをチェックしてください。もしも、一通りお話を聞いてくれたとしても、その後リフォーム会社のプランを押し付けるような会社は避けましょう。
提案内容が、たとえどんなに素晴らしいものでも、お客さまの望まない提案ではいい提案とは言えません。とはいえ、お客さまが希望することでも今後のメンテナンスなどを考えると進められないこともあります。そういった場合でも、きちんと要望を聞きながお客さまに適切なアドバイスをしてくれるスタッフがいる会社を選ぶことが大切です。
とくに担当者にとって、人の家を任せられるということは、その家がなにを大切にどんな暮らしをしたいのかを見極める目が必須条件。お客さまが考えているリフォームの内容や希望をきちんと把握してくれる姿勢があるかどうか。プロならではの商品知識は豊富なのか。提案やアドバイスをきっちりしてくれるのか。工事期間内には適宜現場に立ち会ってくれるのか・・・など細かなチェックを行いましょう。
●担当者の人柄と相性
また依頼する側にとっても、家一軒手がけて頂くということは、出来上がってからも長いお付き合いになります。リフォームがきっかけとはいえ、基本的には人と人とのつながり。会社とはもちろんですが、わが家を担当してくださる担当者の人柄や相性もことのほか重要なポイントになってきます。
●一社で即決をしない
担当者の人となりを知るためには、とにかく疑問に思うことすべてをぶつけてみてください。そのときに専門的知識がなくてもわかりやすく説明をしてくれる担当者ならほぼ安心。ただし紹介やよほど信頼のおけるリフォーム会社ではない限り、どんなに相性が合うと感じても、一社のみで契約を即決するのは、はなはだ危険です。
担当者との相性の善し悪しを踏まえたうえで、同じ条件や希望を出し最低でも二社以上の複数の業者から相見積りをとり、比較検討することをおすすめ。その際、双方には「相見積もり」である旨を伝えておくことが大事です。
見積もり依頼を受けたリフォーム会社間ではライバル心が生まれ、提案にも力が入ってくるはずです。その上でそこでかかる費用やサービス、アフターフォローなどを見比べて、きちんと把握し納得した上で契約する会社を絞り込んでいきましょう。
【見積もり依頼時の注意点】
1.数社に出す見積もり依頼は、同じ条件で出すのが基本
違う内容で依頼すると比較検討ができなくなります。そのときに希望や予算などはできるだけ具体的に担当者に伝えることが大切です。
2.費用明細が明記してあるかをチェック
出来上がってきた見積書内容のチェックポイントは、提示したリフォームの希望内容が「○○一式○○○円」という記載のしかたではなく、項目ごとにかかる費用の明細が誰にでもわかりやすく、具体的に書かれているかを確認すること。
もしも見積もり内容が、曖昧であったり不自然な値引きがあったり、会社の都合などで契約を急がされたときは要注意。少しでも気になるところがあればどしどし質問をして、すべてに誠実な返答がなければ、候補からはずすのが賢明です。
●リフォームに関する資格の確認
リフォームに関する主な資格は、
・建設業許可
・増改築相談員
・マンションリフォームマネジャー
・建築士
・施工監理技師
・建築設備士
・インテリアコーディネータ
・福祉住環境コーディネータ
などがあります。
できれば以上のような有資格者がいる会社が望ましいのですが、資格があるだけで安心してはいけません。基本的にはリフォーム会社の場合、有資格者がいなくても会社の事業として成り立つからです。
大切なのはインテリアも含めてその会社がプロとしての専門知識をどうリフォームに反映してくれるのかということです。会社の規模や資格の有無には関係なく、良心的にきっちり工事をしてくれる会社もたくさんありますので、あくまでもこれらの資格は、判断基準の目安のひとつとお考えください。
■最後に
以上述べてきたことが「信頼できるリフォーム会社の選び方ポイント」のすべてではないかもしれません。でもひとつだけ言えることは、リフォーム会社を選ぶ際の最終的な決断はお客さまが目と口と耳と足で納得できたと思える会社を選ぶこと。それがもっとも重要なことです。







