リフォームをするまでの流れ
・家全体のリフォーム(間取りなどの変更による増改築やバリアフリーなど)
・機能性リフォーム(キッチン、浴室、トイレなど各所の住宅設備機器の変更)
・地震対策リフォーム(耐震補強工事「補助金制度があり」)
などさまざまなケースがあります。それぞれリフォームの内容によって、進め方は多少異なる場合がありますが、それらを含めて一般的なリフォームの流れをご紹介いたします。
1リフォーム計画→2会社選び→3相談→4現地調査→5プランニング・概算見積もり→6最終見積もり→7契約→8近隣挨拶→9着工→10引渡し→11アフターサービス
大まかな流れは以上のような手順で行います。では項目ごとにご説明いたしましょう。
家族全員で、要望・希望を具体的に出し合い、リフォームの目的や資金計画を書き出しておきましょう。その際、限りある予算の中で満足のゆくリフォームを実現させるため、優先順位をつけておくことが大切です。
●競合会社は2~3社が理想
家族みんなで話し合ったリフォーム計画。その目的がはっきりしたところで、インターネットや雑誌などでリフォーム会社の情報収集を開始。その際1社だけではなく、複数の会社をリストアップしましょう。そこから最終的に数社に絞り込みますが、一般的には2~3社がおすすめです。それ以上になると、逆に絞り込む時に大変になりますのでご注意を。
●会社選びは自分の目・口・耳・足で確認
そして絞り込んだ会社を直接訪問するなど、自分たちの目と口と耳と足を使って、信頼できる会社選びを。なお会社を訪ねる時は、突然訪問するのではなく、事前に電話をしてアポイントをとることもお忘れなく。そのときの会社の対応も会社選びの重要なチェックポイントにもなりますからね。
*信頼できる会社選びは「リフォーム会社の選び方」をご参照ください。
●3点セットを持参する
さていよいよ絞り込んだ会社へのアプローチです。事前に準備をしたリフォームの目的や資金計画、そしてできれば建物の図面があると、会社側でもリフォーム対策の提案がしやすくなるので、「要望書」「資金計画書」「建物の図面」この3点をご持参のうえ訪問することをおすすめします。
●プロとしての手腕を見る
相談するときは、素人だからと臆することなく、要望や希望はすべて伝えてください。そこで依頼主側の話をしっかり理解した上で、ご自分では気がつかなかった点の指摘やおぼろげなイメージを明確にしてくれるかなど、プロならではのプラスアルファーのアドバイスや一歩リードした提案がなされるかどうかも要チェック。
なおここで、各会社には「相見積もり」を取る旨を伝えること。業者間での切磋琢磨が期待できます。
各会社への相談がすんだところで、ご自分と会社の都合のよい日を見計らって、現地調査を行ってもらいます。そこから会社側からのプランニングが始まります。
●納得のゆくまで話をする
リフォームは人生の中で何度も経験することではありません。それだけに、依頼主の要望をどこまで可能にしてくれるのか。会社の腕のみせどころでもあります。現地調査と依頼主の要望を元にプランを提案してくれます。出来上がったプランに対して、思い通りのものであるかどうかをチェック。どんな小さなことでも、納得のいくまで担当者と話し合いましょう。
●概算見積もり
この時点では完璧な見積もりは難しいのですが、提示した予算の中で、どれくらいの要望を取り入れられるのか、各社には概算見積もりを出してもらいましょう。その際、単に金額の比較だけでなく、提案内容、サービス、担当者との相性などをチェック材料にするといいですね。まずは、よりよい空間を手に入れるための“概算相見積もり”なのですから。
●完成後の生活をシュミレーション
各社の概算見積もりとプラン内容を比較検討しながら、完成後の生活をシュミレーションしていきます。その際、概算見積もりとプラン内容の話を深めてゆくことで、担当者との相性や依頼主のリフォームへの思惑が、そこに、どの程度反映されているのかが見えてきます。このへんで契約する会社が絞り込まれてくるでしょう。
●プランを煮詰める
依頼する会社が決まり、プランもほぼ決定すると、実際のリフォームのための詳細な打ち合わせが始まります。予算内でリフォームができるように「絶対に譲れないこと」「削れるところ」「次回のリフォームにまわすところ」などリフォームの重要なポイントについても再度担当者と綿密に詰めていきましょう。
●実際のリフォームの設計図を作成
プランが完全に固まったら、次はいよいよ本格的な設計図の作成。それに基づいて会社側から最終見積もりが出てきます。このとき「○○一式」と記されていたら、それぞれ場所ごとの細かい金額を明記してもらうようにしてください。
●見積書と設計図を確認
また見積書と設計図を見比べて工事範囲や内容が一致しているかを確認することも大切です。工事内容と金額に疑問点があれば、納得するまで説明をしてもらいましょう。
●契約時の必要書類
いよいよ、本契約です。夢が実現する第一歩。その前に、もう一度リフォームの内容について担当者とチェック。間違いがなければ、次に必要書類の確認です。契約を取り交わすときに必要な書類は
・見積書・見積明細書
・契約書(請負契約書)
・契約約款(契約に伴う取り決め事項)
・設計図書(設計図面、平面図、工程表、仕様書、配線図、仕上げ表など)
です。これらが揃っているかどうかの確認をして、すべてコピーを受け取ってください。その際必ず内容を熟読し、契約内容に疑問点があれば、どんな小さなことでも質問する。これが契約する前の鉄則です。それに対する説明に納得するまでは署名や捺印は禁物。必ずすべて納得をしてから契約を交わしましょう。
●追加工事変更合意書
また追加工事が発生するときは、「追加工事変更合意書」が発行されるのが一般的です。のちのちのトラブルを回避するためにも、決して口約束ですまさないようにしてください。万が一発行されないという事態に陥らないためにも、事前にリフォーム会社に確認をして、追加工事があった場合は「追加工事変更合意書」を出してくれるように請求しておくと安心ですね。
●担当者と一緒に挨拶に回る
工事期間中は、どんなに気を配っても、ご近所への騒音やほこりなどご迷惑をかけることにもなります。気持ちよく工事を進めるためには、近隣へのご挨拶は必須。近隣の方への工事挨拶は、工事着工前に担当者と一緒にすませておきましょう。
ただしキッチンや洗面台など一部の住宅設備機器のリフォームの場合はその限りではありません。迷ったらまずは担当者に相談してください。
●マンションなど集合住宅の場合
またマンションの場合は、工事着工までに管理組合に書類を提出し承認を受ける必要があります。書類作成に関して、不明な点があれば必ず担当者に相談してください。
ここまできました。思い描いていたリフォームの夢がどんどん出来上がっていく楽しい過程ですね。しかしすべて整って納得しても、いざ工事が始まってから気がつくことや変更の希望などがでてくるかもしれません。その都度会社の担当者に伝え、そこから職人さんに指示を出してもらいましょう。
直接職人さんに口頭で伝えると、担当者の知らないところでのこと。トラブルが発生したときの、責任の所在が曖昧になってしまいますので、ご注意ください。
さあ、完成です。いよいよ引き渡しになるのですが、その前に担当者と一緒に、ご自身の目で契約通りに工事が完了したかの確認を必ずしてください。気になるところがあれば、担当者に伝え、即対応してもらいましょう。
工事内容に納得した時点で「完了確認書」が渡されますので、それに捺印した後、引渡しとなります。
実際に生活をしてから気がつくことは多々あることです。定期点検や保障期間、保証内容、保証対象、そして引き渡しのあとで問題が起きた場合の連絡先などアフターサービスについてもきちんと担当者に確認しておく必要があります。
またキッチンや洗面台など住宅設備機器についても、保証書に記されている保証期間を確認し、のちのち故障や問題など起きた時の連絡先も必ず聞いておくことを忘れずに。依頼する会社とはリフォーム完成後からも、長いお付き合いになります。なんでも遠慮なく相談できる信頼関係を築いておくことが大切です。






